さんいんキラリ24号。森のようちえん。

山陰の上質を紹介する、年4回の季刊誌さんいんキラリ24号の中で紹介された

智頭町にある森のようちえん まるたんぼう の撮影へ、極寒の2月に出かけてきました。

日本むかしばなしにでてきそうな古い家(ようちえんの建物の一つ)、ここが今日の撮影現場。

 

寒い寒いと思って覚悟してだるまみたいに着込んで行ったわたしの前で、

寒い寒いなんて言葉がひとつも出てこないくらい元気な園児たちが、

先生と一緒にそれはそれは元気いっぱい雪の中を駆け回っていました。

大自然の中が 遊びと学びの場所。

四季折々の自然と仲良くなるかのようにして、のびのびと過ごす子供たちを見ていたら、

足が冷えるだの、手が冷たいだの・・と思いながら撮影しようとしていた自分が恥ずかしくなってきて、

こどもにまみれて童心にかえるくらいの心持ちで、パチパチとシャッターを切ってきました。

(↓ 雪の中でしっかりと遊んだあと、帽子を脱いだら、頭から湯気がでてきた男の子。)

お子様の顔がばっちり写ったものをブログに載せるのは

さしさわりがあるといけませんのでのせませんが、

’自然とともに生きる’という、本来の人間の姿を思い出させてくれるような ’学び’ をしている

子供たちの姿に、どこか心打たれるものがありましたので、ちょっぴり載せておきます。(極力、顔の分かりずらいものを)

 

この日は 外で自炊をしたものをお昼にいただく・・といった事をみんなでやっていました。

自然と共にある暮らしを、この幼さで1年でも2年でも体験することで得るものが、

この先成長していく子供たちの価値観や考え方や感性に、

どんな影響をもたらすのかな~と、いろんなことを想像しました。

森のようちえん

森のようちえんとは、1950年代中頃にデンマークで「子供たちに幼い頃から自然と触れ合う機会を与え、自然の中でのびのびと遊ばせたい」という願いを持つ一人の母親が、自分の子供たちを連れて毎日森に出かけたのが始まりといわれています。
その後、北欧を中心に日本でも10年前頃から少しずつ広がってきました。

日本の‘森のようちえん’は、フィールド、園舎の有無、活動の頻度、活動主体などが様々で、幼児の野外活動を総称して‘森のようちえん’といわれているようです。(森のようちえん まるたんぼうwebサイト: http://marutanbou.org/ より。)

その他詳しくは、キラリ24号の記事、および、まるたんぼうさんのwebをごらんください。

別日の晴れの日にもう一度伺ったとき、とてもいい笑顔の集合写真が撮れて、

うれしかったです。(一番上の本誌の写真:右)

ありがとうございました。

 

あと、今号ではもう一か所の撮影を少々させていただき、

2月の海と対峙したりもしてきました。 ・・凍えそうでした。それはまた次回。