継往開来 因州和紙パンフのための写真

 

ずっと以前、まだカメラマンの仕事をして間もないころに、させていただいたカタログのお仕事がありました。

鳥取の手仕事という、伝統工芸士さんの作る民芸など、すぐれた手仕事の作品を集めたカタログでした。

今回、そのときお世話になった代理店さんから久しぶりに、うれしいご連絡をいただいて
新たにさせていただきましたのがこの「因州和紙」のパンフレット撮影でした。

最近、その、以前に撮らせていただきました「手仕事カタログ」を、
たまたま街で見かけることがあったのですが
ちょうど、因州和紙さんを特集した部分の写真に関してだけは、
「いまならもう少し別の撮り方ができるのかもしれないな・・」と感じていた矢先のことで、
あれから少しは成長できているのかどうか・・と、自分自身を試す
いい機会にもなったお仕事でした。

題字の「継往開来」 (けいおうかいらい)。
とてもよき言葉ですね。
意味は、先人の事業を受け継ぎ未来を切り開く。
過去のものを継続し、それを発展させながら将来を開拓していくこと。

私自身も、そうできていればいいなと、しみじみしました。

 

よき機会を与えてくださいまして ありがとうございました。

 

ちなみに、このパンフレット用に、滝を撮りに行ったのですが、
ちょうどクマがやたら町へ降りていた頃の撮影だったので
クマに会うのではないかととてもドキドキしたことを思い出しました。

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以前の撮らせていただいた手仕事カタログより。

 

撮影風景を思い出して、個人的になつかしいです・・・ が、

写真のことはさておき、

年月を幾つ経ても、よいものはよいなぁと、伝統のもののよさをいままた感じました。